完ミ育児

アラキドン酸はすこやかM1に入っていない?メーカー問い合わせのお返事

うちは生後1ヵ月から完ミ育児です。

愛用の粉ミルクは、ビーンスタークの『すこやかM1』です。

他社のミルクと比較して、良い点がたくさんありました。

  • 産院で使っていたので安心感があった。
  • 便秘をしない。
  • よく飲んでくれる。
  • 吐いた際に衣類が黄色くならない(洗濯が楽)

特に便秘をしないという点で、赤子の体調に一番合ったので、すこやかM1にしています。

ところが気になる成分「アラキドン酸」の記事を読み、このまますこやかM1でいいのかな?と思いました。

ビーンスタークのすこやかM1にはアラキドン酸が入っていません。赤ちゃんにとって大事な成分のようです。

この記事では、ビーンスタークに問い合わせした内容と、お返事メールの抜粋・まとめを詳しく書いていきます。

アラキドン酸は自閉症のリスクを減らす?

子供が生後3ヵ月の頃、育児雑誌『育脳Baby-mo』(H26.9.30発行)では、

「ホンマでっか!?TV」へ出演してる澤口先生の記事に、こんなことが書いてありました。

母乳で6ヵ月以上育てると、人工ミルクに比べて自閉症の発症率を1/3ぐらいに減小させることが可能という結果が出ました。

「アラキドン酸」入りの粉ミルクなら6ヵ月以上の母乳と同じ効果を持ちます。

別のページには、順天堂大学大学院の清水俊明先生の記事にも…

赤ちゃんに必要な栄養素が含まれているのは母乳。中でも注目されているのは「アラキドン酸」

脳が猛スピードで発達する時期のカギを握るアラキドン酸とDHA

 

らくらくキューブで有名な明治の『ほほえみ』には、アラキドン酸が入っています。

ちょっと気になり、すこやかM1の缶を見てみると…アラキドン酸の表示がない。

みゆ
みゆ
そういえば楽天ランキングでは、ほほえみ1位だったなぁ。みんなこれを知ってて買ってるのかな?

でもほほえみに変えても、子供が嫌がって飲まないかもしれないし…。

また便秘になったらかわいそう。すこやかM1はせっかく体に合ってたのに。

すこやかM1は産院で使ってたし、良いものだと思うんだけど、アラキドン酸入ってないんだなぁ…。

モヤモヤしました…。

ビーンスタークにアラキドン酸について問い合わせしてみた結果

そんな事を、夫に話してみたら、ビーンスタークにメールで問い合わせをしてくれました(忙しい中ありがとう…)。

以下が問い合わせした文面です。

大変お世話になります。
我が家では、御社の「すこやかM1」を愛用させて頂いております。
先日、雑誌で、DHAとアラキドン酸の両方が入っているミルクの方が精神発達が良いと書いてありました。
「すこやかM1」には、長年の研究成果を反映して母乳に近い成分が色々入っているのに、アラキドン酸が入っていないのはなぜなのでしょうか?
もし何か理由等があれば、教えて頂けると嬉しいです。

 

後日、ビーンスタークからお返事メールが来ました。

前段、後段には大変丁寧な挨拶があったのですが、以下一部を引用させていただきます。

この度は「すこやかM1」の成分と「アラキドン酸」につきまして、お問合せいただきありがとうございます。

「『すこやかM1』には、長年の研究成果を反映して母乳に近い成分が色々入っているのに、アラキドン酸が入っていないのはなぜなのでしょうか?」
につきましてご案内申し上げます。

○○様のおっしゃる通り、「すこやかM1」には、高濃度にアラキドン酸を含有した脂質は配合しておりません。

しかし、微量ではございますが原材料由来のアラキドン酸は含有されております。

DHAやアラキドン酸は多価不飽和脂肪酸と呼ばれる成分です。
多価不飽和脂肪酸は、α-リノレン酸、DHAに代表されるn(オメガ)-3系脂肪酸と、リノール酸、アラキドン酸に代表されるn-6系脂肪酸に分類されますが、体内で、n-3系脂肪酸のα-リノレン酸はDHAに、n-6系脂肪酸のリノール酸はアラキドン酸に代謝されます。

この代謝をうまく働かせるためには、n-3とn-6系脂肪酸のバランスがとても重要であることがわかっております。

そこで、「すこやかM1」は、母乳を参考に、このn-3とn-6系脂肪酸のバランスを調整しております。

最後にまとめますと、「すこやかM1」にはアラキドン酸の原料となるリノール酸が十分に含まれております。

また、アラキドン酸の必要性はDHA程十分な知見が得られている訳ではないので、当社と致しましては、直接の配合はしておりません。

弊社は、雪印乳業時代の1951年から現在も継続して母乳研究を行っております。

その研究は、母乳の成分分析はもとより、母乳やミルクの働き、赤ちゃんのうんち、お母さんの食事などについても調査・研究しております。
今後もご安心して、「すこやかM1」をご利用いただければと思います。

す、すごい…。

さすが母乳に代わる商品を扱ってる会社だなぁ、と思いました。

素人のわたしがざっくりした感想を書くと

  • すこやかM1に、アラキドン酸は入っていない。
  • 体内でアラキドン酸に代謝される、リノール酸は十分入っている。
  • 代謝もうまく働くようにバランス調整している。

…ってことでしょうか?

会社の姿勢、お返事内容ともに、安心できるものでした^^

その後すこやかM1は、半年分買い込みました。

便秘になった・合わなかったミルク

ご参考までに、うちの赤子は合わなかったミルクです。

合わなかった理由は、「便秘になる」「あまり飲んでくれない」「吐き戻しの色が黄色くなって洗濯が大変」でした。800gの缶を、1つ飲み切った感想です。

  • 森永 はぐくみ(アラキドン酸入り)
  • 雪印メグミルク ぴゅあ

完ミの子は病気になりやすい?2歳になった息子の病歴

母乳ではなく、粉ミルクで子育てをするにあたって、「母乳の方が子供が丈夫に育つ」という話を聞いて不安に思っていました。

生後1ヵ月から完ミの子供は、2歳になりました。

2歳2ヵ月まで一度も熱を出しませんでした。完ミの子も丈夫です。

ビーンスタークすこやかM1の「M」は、免疫力のMだそうです。

2019年にはリニューアルされて、新たにオステオポンチン(※)という成分も配合されたようですね。

ビーンスタークには、これからも母子に安心を届けて欲しいと思います。

※免疫に働きかけウイルスや感染症から赤ちゃんをまもる成分

 

わたしが完ミを決断するまで。完ミのメリット・デメリット👇

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