おうちモンテに取り組むママは多く、インスタでも人気。
「モンテ」とは「モンテッソーリ教育」の略語です。
モンテッソーリ教育は、将棋の藤井聡太さんが受けた教育としても有名になりました。
子どもの成長に合わせた教具の使用や、教師や親の介入は最低限にするなど、独自性の高い教育です。
おうちモンテのおもちゃは、モンテッソーリ教育の教具を家庭でできる物でアレンジしたものです。
- おうちモンテは何を家庭で取り入れてるのか
- 「敏感期」という言葉や「モンテッソーリ教育」の方法
- モンテッソーリ教育の考え方
おすすめのモンテッソーリ教育について書かれた本もご紹介します。
タップ出来る目次
モンテッソーリの特徴
教師が子どもに与える影響を最小限に減らした教育。
子どもには自らを自分の力で育てていく力が備わっている=「自己教育力」
この考えはモンテッソーリ教育の第一人者、相良敦子さんの著書「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」というタイトルにすべてが現れています。
自分自身を発達させるために自ら取り組む課題=「おしごと」としている。
モンテッソーリ教育とおうちモンテ
モンテッソーリ教育の学校で、おしごとに使う教具は、円錐型のはめ込み木工品など特殊な物もあります。
教室用なので、個人が購入するには高価な物も多いです。
おうちモンテはモンテッソーリ教育を手がかりとして、「おしごと」を家で用意出来る材料でアレンジしたもの。
豆やビーズ・コップやはさみなど、生活にある物で行うおしごとがたくさんあります。
モンテッソーリにおける敏感期
発達には段階があり、順番に沿っておしごとに取り組むタイミングのことを「敏感期」と呼ぶ。
モンテッソーリ教育では、敏感期が重要視されています。
敏感期とは、という場合の3つポイントがあります。
- 生物の幼少期に、ある能力を獲得するために
- 環境中の特定の要素に対して
- それらをとらえる感受性が特別になってくる一定期間である。
出典:ママ、ひとりでするのを手伝ってね!
ざっくりまとめると、子どもが「ハマる」状態になる時期です。
ボタンがけをやりたい、カードを差したい、水を汲みたい、おもちゃを並べたい…。
あなたのお子さんにも、そんなスイッチが入っているなと感じた事がありませんか?
「なんでそんなにこだわるの!」「さわらないで!」
…と怒ってしまう日がなんだか続く時です。
敏感期を知ってから
と、あまり怒らなくなった。ラクになったと思うママは多いです。
敏感期に合ったおしごとをすることにより、心と身体を総合的が発達し、生涯教育の土台を築くと考えられています。
6つの敏感期
言語の敏感期 | 0~3歳:言葉 3歳~:文字 |
---|---|
秩序の敏感期 | 1.5歳~2.5歳:やり方に強いこだわり |
運動の敏感期 | 子供の動作全般(いたずら含む) |
感覚の敏感期 | 五感を鍛える時期。実態をともなって理解する。 |
数の敏感期 | 4歳~:数の概念の体験 |
文化の敏感期 | 虫や恐竜、花や食べ物、宇宙などに対する興味が強まる。 言語や数の敏感期を通った後。 |
幼児期のモンテッソーリ教育
子どもの興味を邪魔せず、見守ること。
モンテッソーリでは口出しや放置をしていると、不安定な状態の子どもになってしまうという考えがあります。
子どもの心を安定させるために、以下の事を段階を経て行うよう考案しました。
- 子どもが出会ったものに自由に取り掛かる
- やり始めたことに続けて取り組む
- そのことに全力を傾ける
- できたという気持ちで自分からやめる
出典:世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方最高の教科書
大人は観察により子供の敏感期を感じ取り、子どもが集中できる環境を整える役割。
大人+環境が支える形で、子どもが頂点になる三角形を「モンテッソーリの三角形」と呼んでいます。
発達の段階と必要な援助については、「お母さんの工夫 モンテッソーリ教育を手がかりとして」という本の巻末資料がおすすめです。
モンテッソーリ教育の成果
幼児期にモンテッソーリ教育を受けた子どもは、小学校の時期には
- 数学的な考え方ができる
- 言葉能力が高い
- 動作のしなやかさがある
- 信頼される人柄
という傾向になって実ってくるという成果があります。
モンテッソーリ教育創始者
マリア・モンテッソーリ(Maria Montessori)1870-1952
イタリア生まれの女性医師。
知的障害のある子供を観察するなかで発達の法則を見出した。
モンテッソーリ教育を受けた著名人
世界中でもそうそうたる顔ぶれが並びます。
googleの共同創立者のセルゲイ・
モンテッソーリ教育おすすめ図書
- 世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方最高の教科書 著者:おおたとしまさ
モンテッソーリ教育以外の方法を知り、比較して考えることが出来ました。
- ママ、ひとりでするのを手伝ってね! 著者:相良敦子
1985年に出された本。未だ色褪せない名著です。
- お母さんの工夫 モンテッソーリ教育を手がかりとして 著者:相良敦子・田中晶子
「お母さんの「敏感期」」「お母さんの「発見」」に次ぐシリーズ第三段。
様々な情報を経て、答え合わせをするように読みました。
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