わたしは札幌市の1級建築士です。20年近く設計事務所で働いていましたが、今は育児のため勤めには出ておらず専業主婦です。
夫婦間で、「子供も生まれたし、マイホームを建てたいね」という話になりました。
家を建てるためには、まずは土地です。
夫が通勤するのに交通の便が良くない場所は、ちらほら土地が出るのですが、希望する地下鉄徒歩圏は全くといって良いほど情報が出ません。
土地を探し始めてから半年が経った頃は、条件もかなり妥協して広範囲で探していました。
その後ご縁があり、地下鉄徒歩6分の土地を購入することが出来ました。
この記事では、わたしが土地を探すためにやったこと、土地の見つけ方を詳しく書いていきます。
タップ出来る目次
土地の探し方
土地を探すために、色々な方面へ依頼をしました。
と言っても冒頭に書いたように、コネではありません。誰でも出来る方法です。
- インターネットの土地探しサイトで検索、希望条件を登録した。
- 不動産会社に行き、直接希望条件を伝えた。
- 地元の不動産屋さんに行き、希望の土地が出たら連絡をもらうようお願いした。
この中で、実際土地購入まで結びついたのは何番でしょうか?
正解は、1番です。
ネットで検索した条件・1通のメールから、契約にまで至りました。
業界内での土地の情報共有
ネットの土地探しサイトでは「結局どこも同じ情報を共有しているから、色々見てもたいして変わらないだろう」と考えていました。
土地は不動産会社が売買をする前に、レインズという土地のポータルサイトのような場所に登録する必要があります。
レインズは、不動産会社や土地の売買に関わる会社であればほぼ見ています。なので、土地の情報は基本的に業界で共有されています。
それでも、最初に地主さんから「売りたい」と委託された不動産会社の情報が一番早いのは変わりません。
土地は人気がある場所ほど、あっという間に札がかかります。
札幌で人気のある場所は以下の条件です。
- 地下鉄・JRの徒歩圏内
- 円山・山鼻地区
- 1,300万円~1,700万円の価格帯
交通の便が良い所は、建売業者も狙っています。プロがライバルです。
利便性に加えて、「土地に資産価値を持ちたい」と考えている方が多いことからも、自然と地下鉄・JRの徒歩圏は人気が集中します。
4番手…購入希望を告げた順番(交渉権)が4番目。
いろんな土地探しサイトに登録すると、鮮度の高い情報が得られるチャンスに会えますので、複数サイトを見ることをオススメします!
土地探しサイトまとめ
不動産のポータルサイトをまとめてみました。
地域を検索しながら、詳しい土地の情報が見ることが出来ます。
SUUMO |
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タウンライフ不動産売買 |
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住友不動産販売 |
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HOME’S |
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気になった物件があったら、まずは問い合わせ(資料請求)が◎
ネットから問い合わせると、担当者が直接折り返してくれるのでスムーズです。
土地を探す際、交渉出来ること
土地を探して1年、2年が経っている。なんて話も珍しくはありません。
優先条件を家族で話し合うのはもちろんですが、交渉次第でなんとか希望に近づけられるかも?というポイントを書きます。
- 建築条件付き⇒条件なしに交渉
- 建物付き⇒解体後更地渡しに交渉
- 値段が高い⇒価格交渉
建築条件付きの交渉で土地の値段がUPする理由
特に1の建築条件付きの土地は、ハウスメーカーや工務店が、自社で建物を販売するまで想定して土地を仕入れています。
建築条件付き:その土地で住宅を建てる場合は、指定された1社しか選べない。土地の売り主と施工会社は同じ。
と言うと、売り主は建物で見込んでいた利益も土地代にプラスしたいと考えます。
解体後更地渡しに交渉
2の古い建物がある場合ですと、売り主負担で解体・更地渡しにしてくれる場合もあります。
これは「なかなか売れていない場合なら」という限定した条件になります。
余裕があるならば、しばらく様子見をしていると、いつの間にか更地になっている時もありました。
更地は売れやすいので、こまめにチェックしておく必要ありです。
土地の価格交渉
3の土地の値段は下げてもらえるのか一番気になる所です。
端数は交渉してみる価値もアリだと考えています。
これも物件の問い合わせの数や、価格設定によりけりです。
土地の価格で注意したいこと
土地の値段と住宅の値段を足した、トータルで予算組みしていると思います。
たとえば、土地1,000万円と、建物は2,300万円の合計3,300万円というような。
ここで予算外の大きな項目があります。
地盤で後に数百万単位の差がつくケース
地盤に杭や改良が必要な場合、ここに数百万円のプラスになります。
札幌市内ですと、JRより北側の地域は杭打ちが必要な場所が多いです。
近隣地盤データーは、業界内で広く共有されています。
地面はその場所によって構成が違います。建物の工法・規模によっても、地盤の改良の要・不要は変わります。
あくまでも、参考程度に留めておきましょう。
地盤調査を行うと、詳しい情報がわかります。費用は数万円ですが、土地の権利者が行うのが一般的です。
というわけで、情報収集の段階では、土地の杭や地盤改良費のことは、担当者に話を聞きながら頭で電卓を叩いておきましょう。
物件で少しでも良いかも、と感じたら資料請求フォームから問い合わせをして、早めに担当者とコンタクトを取るのが良いと思いました。
相手は不動産のプロなので、話を聞いてもらっているうちに、色んな情報を教えてもらうことも多々ありました。
ハウスメーカーや工務店も、土地探しの協力をしてくれます。
土地と建物(間取り)を同時進行で進めることができるので、頼もしいパターンです。
とは言え土地探しをしている段階では、まだ会社を決めていない場合がほとんど。
タウンライフ不動産は住宅会社のマッチングもしているので、マイホームの青図を描く手助けになります。
では今日はこのへんで!
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