子育てと家づくり

壁にマグネットが付くようになる【マグマジック】とは?

知育やおうちモンテにハマってホワイトボードを壁に貼っているのですが、家の壁にピン穴が開いてしまうので、少し後悔しています。

みゆ
みゆ
ホワイトボード自体は大活躍しているのですが、こんなことなら家を建てる時にマグマジックを壁に入れておけばなぁ…と。

マグマジックは、磁石のシートです。マグマジックの上から、通常の壁紙を貼って仕上げるので、見た目は他の壁と変わりません。

このマグマジックについて詳しくご紹介してみたいと思います。

〇マグマジックにするメリット

  • 見た目はただの壁なので、インテリア性◎
  • ホワイトボードと違って、壁全面が磁石なので貼るスペースが広い
  • アイデア次第でいろんなものを貼れる楽しみがある

×マグマジックにするデメリット

  • ホワイトボードや黒板のように字を書くことはできない
  • 下地が変わるので、部分的に貼るなら見切り材が入ってしまう
  • 重さのあるものを貼りたい場合はグレードUP・見切り有になる

壁が磁石になるマグマジック

壁のマグネット化は、SINCOL(シンコール:壁紙・カーテン等内装材の総合メーカー)から出ているマグマジックN2という下地を壁紙の下に貼り着けておくことで完成します。

壁紙の上からマグネットが使えるようになるので、画びょうやピンが不要に。

マグネットなので貼った物の移動・付け替えが簡単で、穴もあかないので壁がキレイなままです。

見た目にはどこがマグネット壁なのかわからない。存在感0なのがイイ

施工事例としては、旅先でご当地マグネットを収集していた奥様の、ダイニングの壁の一部をマグネット壁にして、コレクションの展示場所にしました。

冷蔵庫くらいしか貼る場所が思いつかなかったのに…と、喜んでいました。

お客様には「このマグネット、どうして壁紙にくっついてるの?」と聞かれることも多く、「これはね」と説明しながら、コレクションを楽しく見てもらえるようになったそうです。

壁の下地の石膏ボードの上にマグマジックを貼って、上からは好きな壁紙を貼っているので、インテリアは好みのままマグネットが使えます。

 

みゆ
みゆ
子供がリビングやダイニングで勉強をする時期には、プリントがそのまま壁に貼れます。

うちではホワイトボードに知育ポスターを貼ってますが、壁一面なので種類の多いポスターも難なく貼れます。

リビング以外にも、子供部屋の勉強机の前や、ポスターを貼りそうな場所をマグネットウォールにしておけば、画びょうの穴も開きません。

広い面の「ここだけ」マグネットウォールにしたい場合は見切り材が入る

マグマジックは90cmの幅のシートです。壁の一面をマグネット化するなら特に問題はないのですが、たとえばこの壁の隅から窓まで、など壁の中で一部分だけマグネットウォールにするのであれば、見切り材が入ります。

みゆ
みゆ
存在感が無いのが利点だったのに、見切り材が入るのはちょっと美しくないのでは、という印象を受けました。

見切り材を入れないと、マグマジックが入っている面と石膏ボードだけの面は厚みが変わるので、そのまま壁紙を貼るとマグマジック分の段差が出ます。

マグマジックは0.9mmと0.45mmの二種類で非常に薄いのですが、下地の材質が変わると切り替え箇所で後々壁紙に段差がデコボコと出てきます。それを防ぐために見切りは必須。

マグネットウォールにするのであれば、壁のコーナーからコーナーまでマグマジックを入れるのがおすすめです。

とは言え値段に直結しますので、なるべく幅の狭い壁で計画するのがコツです。

磁石ならなんでも貼れる楽しい壁に。ポスターも地図も貼ってはがせるので入れ替えがラク。

壁に穴が開かないので、掲示はストレスフリー!

100均にはマグネットに糊がついたマグネットテープも売ってるので、それを小物に貼れば壁にデコレーションするのも簡単です。

配置も入れ替えも自由なので、子供の工作や絵を飾っても楽しい。

勉強用の地図や学習ポスターも、参考にしたい時は外して机の上で見ることが出来ます。

マグマジックのくっつきは弱くない?重い物をくっつけるのは大丈夫か

冷蔵庫のドアーのような磁力を期待するなら、下地はマグマジックSPを選んでください。

ノーマルタイプのマグマジックN2よりも硬質で、カットが出来ない下地です。最大90cm×60cmの1枚成型なので、ほとんどの場合壁に見切りは入ってしまいます。

 

ノーマル・SPともに壁紙に条件があります。

  • 汚れ防止壁紙
  • 撥水壁紙(樹脂コート壁紙)
  • 凹凸の大きい壁紙(天井用など)
  • 厚みのある壁紙

これらに該当すると、マグネットが弱くなったり滑ったり、壁紙がきれいに仕上がらなかったりしますので、チェックです。

あとノーマルなマグマジックに「マグネットの磁力が弱い」という口コミもありました。

メーカー曰く、貼りつけるマグネットによっては保持力が異なるようです。壁紙の条件と合わせて、現物サンプルを取り寄せて確認しましょう。ハウスメーカー・工務店に頼むとやってくれますよ。

まとめ

こんな感じでマグマジックについてまとめてみました。

わたしのうちではマグマジックを仕込まなかったので、ニトリで買ったホワイトボードを壁にピンで穴を開けて使っています。

マグマジックにしておけば…。と後悔したので、これから建てる人の参考になるかもと思い書きました。

小さい子供のいる家庭なら、リビングかダイニングの壁をマグマジックにしておいても、損はないんじゃないかな…という印象があります。

工作や知育ポスター、地図など、2歳にして紙モノの掲示機会はどんどん増えています。これから家庭学習するようになったら、もっと活用しそう。

そして成長過程に合わせて、使わなくなったらただの壁に戻ってくれるのが何よりいいなと感じました。

みゆ
みゆ
ホワイトボードの壁の穴の補修は、パテを買ってきて埋めようと考えています…(めんどうくさーい)。

マグマジックが無い壁ではこうして穴を開けずに貼っています↓

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